【出版社年収まとめ】小学館の年収を算出してました

小学館の年収を算出してみた【業界人がざっくりと解説】

ポイント
  1. 小学館の推定年収

本記事は上記について解説していきたいと思います。

あくまでも予想年収になりますが同業のことなのと、また、実際に口コミサイトなどのデータも交えつつ解説をするので年収についての信頼性に繋がるはずです。

本記事では、下記の内容を解説します。

小学館の想定年収

小学館の想定年収

※初任給と日本企業の昇給率(1.5%)を基準に試算。
※賞与(ボーナス)は年2回の月収×4か月分で試算。
※月給制のため年収予想は(月収×12か月分)+賞与で試算。
※手当は残業代を仮で一律25万としています。

小学館の年収は上記の通り。

あくまでも予想年収になるのと出版社は昔からある会社が多いので、普通に働いていれば、年次が上がるにつれて年収が高くなる傾向があります。

特に他の大手2社(講談社・集英社)と比べて小学館は社名の通り教育系に強く、読者のニーズに応える出版社としての地盤を作ってきたことも年収を支える要因になっていると思います。

実際の社員の口コミ

ポイント
  1. 新卒社員4年目:26歳(編集職)
    年収1,100万
  2. 新卒社員10年目:33歳(編集職)
    年収1,100万
  3. 入社10年目:35歳(副編集長)
    年収800~1200万

【社員の口コミ】
日本企業の中では破格の待遇だと思う。
部署にもよるが普通に仕事をしていれば3~5年目で1,000万を突破し、30歳で1,400~1,500万程度貰っている人もいる。
領収書は経費として計上できるし、深夜タクシーなども経費扱い。
出版不況が叫ばれる中この待遇を維持できているのは多角的に経営ができているのと誰もが知るようなヒットコンテンツを沢山持っているからだと思う。
その代わり沢山働く環境であり常に忙しさはあるが、元来何かを生み出す仕事はそれ相応の時間が必要だとほとんどの社員が認識しているため、さほど気にならない。
参考:VORKERS

独自に算出した年収モデルと新卒社員の口コミでの年収と照らし合わせてみると少し乖離がありました。

シミュレーションよりも多く年収をもらっているみたいですが、上記の口コミを見る限り残業代で年収が底上げされているところが出版社っぽいですね。

副編集長クラスの口コミを見ても800~1,200万と400万も年収の幅があるので、残業手当によるところが大きいと思います。

実際に僕も出版社に勤めているのでわかるんですが、特に編集職は残業が発生しがちでして週刊誌編集だと毎週校了日があるので残業が必然的に発生する環境です。

なので、新卒で週刊誌に配属される人は20代中盤で年収が1,000万を突破するというのは僕も知人から聞いたので本当です笑

口コミ詳細にある領収書、深夜タクシーの経費についてですがこれは本当です。

というのも、例えば、漫画編集者は作家さんと打ち合わせだったりで必要経費としてある程度かかってくるんですよね。

他にも、キャストの人のために軽食を買ったものの余ってしまったものを貰えたりするので食費がほんとにかからないんですよね。

とはいえ、部署によっては経費として落としにくい部署もありまして、赤字の部署とかは抑えられつつありますね。

ポイント
  1. 20代での平均年収は¥5,553,615
  2. 部署によっては20代中盤で年収が1,000万を超えることもある
  3. 30代での平均年収は¥6,656,567
  4. 残業手当によって年収の幅がある

基本的に出版社の年収は高すぎるので、同年代の年収としては参考にならないと思います。

ちなみに自分の適正な年収が知りたいと思った人はMIIDASで適正な年収を知ってみるといいですよ。

MIIDASだと無料で自分の市場価値がわかりますので、気になる人はチェックしましょう。

MIIDAS(ミイダス)会員登録プロモーション

小学館の新卒の年収

小学館の新卒の年収
※残業手当は一律25万で試算しています。

小学館の大卒初任給は260,300円でして手当も時間外勤務手当、家族手当、住宅手当、通勤交通費(全額支給)、資格手当、役職手当と手厚いですね。

もし大卒で小学館に入社することができたら勝ち組ですね。

ちなみに集英社は小学館の子会社なんですよね。

集英社の年収については「集英社の年収を算出してみた【業界人がざっくりと解説】」で解説しています。

年代別の平均年収は20代が346万円、30代が452万円、40代が528万円、50代以上が645万円という結果でした。昨年と比較すると20代以外はダウンとなり、30代で3万円、40代で13万円、50代以上では16万円のダウンとなりました。年収分布を見てみると、20代と30代は300万円~400万円未満、40代は400万円~500万円未満、50代以上は1,000万円以上の層の割合が最も高くなりました。
引用:doda

上記は年代別平均年収になります。

口コミを見ても独自に試算した22~40歳までの年収モデルどちらもですが、基本的には同年代と比べて高給取りであることは間違いないです。

平均年収
  1. 20代の平均年収(手当除く)は¥5,553,615
  2. 30代の平均年収(手当除く)は¥6,656,567

年収以外からみる小学館

年収以外からみる小学館

小学館といえば『月刊コロコロコミック』『週刊少年サンデー』などが有名でして、子供のころに誰もが読んできた漫画雑誌のはず。

ちょっと小学館の年収以外の側面から小学館をみていきましょう。

事業内容

代表的な刊行物としては「週刊少年サンデー」「女性セブン」「週刊ポスト」など小学館は出版しています。また、全体的な出版物を見るとコミック誌、ヤング誌、辞典、文庫等を刊行していて総合出版社としてコンテンツを制作しています。

近年では雑誌のブランド力を活かしたメディア運営を行っており、美的やDeNAと共同でキュレーションサイトのMERYの運営をしています。

しかし、集英社、講談社と同じく大手出版社ではありますが、個人的には他社と比べるとあまり売り上げが良くない印象があります。

リンク先を見ても他社とは売上げも純利益の部分で差がついている印象です。

なぜなら、小学館は他社と比べても近年大ヒットしたタイトルが少ないかなと。。。

具体的には、集英社だとビッグタイトルの『ONE PIECE』があり、講談社の場合は『進撃の巨人』などのタイトルがパッと思いつきますよね。

一方で小学館もヒット作がないわけではないのですが、少し規模感としては小さいかなと。。。

さらに、いまでは出版社といえど出版事業以外にも事業を拡大させていかないといけないほどに業界的に厳しいのですが、小学館は出版事業以外にアフィリエイトサイトを作っています。

基本的にアフィリエイトって昔の情報商材の影響で一般的にはイメージが悪いと思うのですが、イメージ低下のリスクを取ってでもアフィリエイトに小学館が参入してきたというのは少し経営が厳しくなってきたのかなと勘繰ってしまいます。

まぁ単に収入源を分散させてリスクヘッジをしているだけだと思いますが。

ざっくりと解説してきましたが、小学館は出版業の他にアフィリエイト事業にも力を入れており、他社と比べると自社コンテンツとは遠いような事業にも手を出しています。

まぁ出版不況とはいえ小学館のような大手は残り続けるでしょうし、なにより自社のコンテンツと読者との接点を形に拘らず展開していく姿勢が出版社の今後の在り方としては大切ですね。

主な刊行物

教育誌 新幼児と保育(奇数月2日発売)
0・1・2歳児の保育
小一教育技術
小二教育技術
小三教育技術
小四教育技術
小五教育技術
小六教育技術
総合教育技術
児童・学習誌 ベビーブック(毎月1日発売)
めばえ(毎月1日発売)
幼稚園(毎月1日発売)
学習幼稚園(年4回刊)
小学一年生(毎月1日発売) – 学年誌
てれびくん(毎月1日発売)
ぷっちぐみ(毎月15日発売)
ポケモンファン – 小学館スペシャル増刊として発行
小学8年生
男性コミック誌 月刊コロコロコミック(毎月15日発売)
別冊コロコロコミックSpecial(偶数月30日発売)
コロコロイチバン!(毎月21日発売)
週刊少年サンデー(毎週水曜日発売)
週刊少年サンデーS(毎月25日発売)
ゲッサン(毎月12日発売)
月刊サンデーGX(毎月19日発売)
ビッグコミック(毎月10日・25日発売)
ビッグコミックオリジナル(毎月5日・20日発売)
ビッグコミックスペリオール(毎月第2・第4金曜日発売)
ビッグコミックスピリッツ(毎週月曜日発売)
月刊!スピリッツ(毎月27日発売)
コロコロアニキ(年4回刊)
女性コミック誌 ちゃお(毎月3日発売)
ちゃおデラックス(奇数月20日発売)
Sho-Comi(毎月5日・20日発売)
ベツコミ(毎月13日発売)
Cheese!(毎月24日発売)
プレミアCheese!
プチコミック(毎月8日発売)
姉系プチコミック
月刊flowers(毎月28日発売)
モバフラ(毎月5日・10日・20日発売) – 電子雑誌
&FLOWER(毎週金曜日発売) – 電子雑誌
ファッション・美容誌 CanCam
Oggi
Domani
Precious
美的
和樂
MEN’SPrecious
情報誌 週刊ポスト
マネーポスト
女性セブン
SAPIO
DIME
サライ
BE-PAL
文芸誌 きらら
STORY BOX
本の窓

上記が主に小学館が刊行している出版物になります。

これまで年収と年収以外の側面で小学館について深掘りしてきましたが、年収が羨ましいのももちろんですが、事業を多角的に展開しているというのが特徴ですね。

出版社は華やかな仕事と高給取りなので、少し興味が出てきた人もいるのではないでしょうか。

もし出版社で働きたいなと思った人に出版社で働いている僕が就職の手順について解説していきますね。

手順とはいっても、出版業界はそうそう簡単に就職できる業界でもありません。。。

というのも出版業界は採用方法がとても独特でして、それに合わせた対策が必要になります。

しかし、行動しなければチャンスさえ巡ってきませんのでもし出版社に興味が出た人はぜひトライしてみませんか?

具体的には次から解説していきますね。

出版社就職の第一歩

もしも出版社に興味が出た方にアドバイスをすると就職するための第一歩はエントリーシートの攻略からです。

出版社のエントリーシートは癖があるものが多いので、特別な経験をしている人しか書けないと考えるのは間違いです。

落ちないエントリーシートは誰にでも書くことができます。

【出版社ES】書き方は経験を語るだけ【通過ESを例に解説します】【出版社ES】落ちないエントリーシートの書き方とは?参考例から基本的な書き方を総まとめ!

ちなみに小学館は中途採用もたまに行っているので、出版社に転職をしてみたいなと思った方はこちらをどうぞ。

出版社に転職成功した時の志望動機・自己PRをテンプレ化しました【出版社転職ガイド】

小学館の年収記事のまとめ

ポイント
  1. 小学館の年収は新卒で年収500万以上
  2. 配属される部署によっては20代で年収1,000万も可能
  3. 多角的な事業展開を行っていて、WEBメディア運営に特徴がある
  4. 出版社に就職するには出版社ならではの採用試験対策が必須

それでは小学館の年収について解説しましたが、参考になりましたら幸いです。
また、出版社に興味が出た人はぜひ出版業界でお待ちしております。

それでは、今回は以上です。

集英社の採用情報をまとめてみた【書類選考から最終面接まで】【出版社年収まとめ】集英社の年収を算出してみました 講談社の年収を算出してみた【業界人がざっくりと解説】【出版社年収まとめ】講談社の年収を算出しました 光文社の採用情報・事業内容についてサクッとまとめてみた【出版社年収まとめ】光文社の年収を算出してました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA