- 東京ニュース通信社の事業内容について
- 東京ニュース通信社の採用選考について
今回はこの2点について解説していきたいと思います。
出版業界の採用活動を行っていた経験をありのままに記事にしているので、興味のある方はぜひご覧ください。
本記事は出版社の僕が就活した経験を元に書いていますが、もっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
就活ノートには先輩のリアルな就活エピソード系コラムがあって、特に『コネ0の僕がテレビ局の内定を貰うまで』が面白いです。
同じマスコミ系の就活コラムということもあり選考の雰囲気も似ているので、出版社志望の就活生にはぜひ読んでほしいコラムです。
長くなりましたが、就活は情報戦でもあるので、業界人目線から話す僕の記事と就活ノートを有効に使ってもらうことをおすすめします。
それでは、今回は白泉社の事業内容や採用情報について解説していきたいと思います。
本記事では、下記の内容を解説します。
白泉社の事業内容・特徴
白泉社は集英社の子会社で、いわゆる小学館が形成する一ツ橋グループの会社です。
漫画専門出版社ですが、特徴としては少女漫画が有名です。
創業以来、常に少年少女に夢と感動を届けていて、本を読む楽しみや面白さを伝えています。
近年はテレビアニメ化や実写映画化をされた原作作品が数多くあったりして多くのヒット作を生み出しています。
3作品ほど僕がおすすめする白泉社の漫画をご紹介してみます。
3月のライオン
孤独な棋士を題材に主人公と彼に関わる人々との人間関係、人生模様が描かれた心温まる漫画です。
将棋に興味がなくても面白く読めます。
映画版では神木隆之介さんが演じられてていて、原作の雰囲気を上手く表現していてこちらも面白かったですね。
夏目友人帳
両親を亡くし親戚にたらい回された主人公の男の子が主人公。
彼には人には見えないものが見える不思議な力を持っていて、そのせいで周囲から好奇な目で見られることも。。。
そんなある日友人帳という祖母が遺した遺品を見つけます。そこから、主人公と妖怪達との物語が始まります。
涙なしには見られない作品です!
覆面系ノイズ
少女と少年二人をメインに進む片想いと音の話。
個性的なヒロインがハチャメチャしますが、キュンキュンしたい人におすすめ!
上記の作品は白泉社でメジャーな作品なので白泉社の作品を楽しみたいという人におすすめです。
少し話が脱線してしまいました。
白泉社はその高いコンテンツ力を軸に電子配信ビジネスも好調で、少女漫画や絵本のキャラクタービジネスなど、幅広く事業を展開しています。
白泉社の刊行物
白泉社の刊行物は下記の通りです。
少女まんが誌 | 花とゆめ(毎月5日・20日発売) ザ花とゆめ(1・4・7・10月の25日発売) LaLa(毎月24日発売) LaLa DX(偶数月10日発売) MELODY(偶数月28日発売) |
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青年まんが誌 | ヤングアニマル(毎月第2・第4金曜日発売) |
絵本雑誌 | MOE(毎月3日発売) |
育児情報誌 | kodomoe(奇数月7日発売) |
電子雑誌 | Love Silky(毎月第3水曜日配信) Love Jossie(不定期刊) 花丸漫画(偶数月第4金曜日配信) 小説花丸(毎月第4金曜日配信) 花ゆめAi(毎月20日配信) ハレム(毎月29日配信) |
少女漫画がメインで出している出版社でして、男性氏はヤングアニマルくらいしかありません。
しかし、自殺島など面白い作品がたくさんありますし、コンテンツ力の高さは白泉社の強みとして個人的には感じます。
白泉社の採用情報
次は白泉社の採用試験について解説していこうかなと思います。
それでは順番に解説していきますね。
白泉社:書類選考
まずは、実際に僕が受験した時のものを例にしてご紹介します。
基本的な志望動機から志望職種の選択などがあり、オーソドックスなエントリーシートの内容です。
- 次の職種の中で、第1志望に1を、第2志望に2を記入し、その職種を選んだ理由を具体的に書いてください。
編集部門:花とゆめ/ヤングアニマル/MOE・kodomoe
管理部門:販売/宣伝/コンテンツビジネス
第1志望の理由
第2志望の理由 - 白泉社発行の雑誌・単行本など、2点についての感想を書いてください。
タイトル/作者名×2 - 以下のジャンルで、あなたの最も好きな1冊と、その理由・エピソードを教えてください。
【まんが】タイトル/作者名
【書籍】タイトル/作者名 - あなたの理想とする人物を、歴史上の人物や著名人の中から1人選び、その理由を書いてください。
人物名 - 学生時代に、のめり込んだ体験について、具体的なエピソードを交えながら書いてください。
- あなたは、友人からどんな人間だと言われることが多いですか?その理由となるエピソードを交えて書いてください。
- 以下の項目について、簡潔に書いてください。
あなたの長所
あなたの短所 - これまでに経験したアルバイト
- 部活動・サークル活動
- 好きなテレビ番組
- 好きな映画
- 好きな芸能人
- 今、気になるニュース
- 趣味
- 特技
- 好きなスポーツ
- 課題作文「まんがの力」
テーマを踏まえて、あなたの体験談を交えつつ、作文を800字程度で書いてください。
読み手を惹きつけるようなタイトルをつけてください。長さは自由です。
出版社の中では、エントリーシートのボリュームは少ない感じでした。
自分の体験談を軸に質問に答えていくことが大切です。
白泉社:筆記試験
筆記試験の内容は下記の通り。
- 一般常識・英語
- 適性検査
- 作文(自分がアイドルという設定で卒業する時の最後の挨拶を書くというもの。)
一般常識は「朝日キーワード」を中心にエンタメ系は年末に出る「日経エンタテインメントのヒット番付」で対策すればOKです。
これで1年のエンタメ業界のトレンドはカバーできます。
僕が受験した時のクリエイティブ作文のテーマは記憶では上記の通りだったんですが、3台噺でもないし、自己PR作文でもなかったので難しかったですね。。。
とはいえ、予定稿を持っておけばなんとでもなります。
作文は書きなれている必要がありますので、日頃から「起承転結」の型をイメージして書き慣れておく必要があります。
出版社の作文については記事にしているので不安な人は下記をどうぞ。
白泉社:1次面接
編集長クラスの面接官3人による面接で、時間はたしか20分ほどの個人面接でした。
質問内容は下記の通り。
- 志望動機
- 自己PR
- 出版社の仕事でもなぜ編集者志望なのか
- どんなことを学生時代にやってきたか
- その経験から何か企画を考えてみて
- 自分を動物に例えると
- 好きな漫画や作者
- 好きな雑誌
- 好きなアニメ
- エントリーシートの企画について
学生生活についての質問もある程度あったものの、好きな漫画や作者、雑誌、アニメなどについてはかなり深堀された記憶があります。
どこが他と違って面白いのか、作者の特徴、適したテーマはなにか、なんでこの作者にこのテーマで漫画を描かせたいのかなど自分の考えを整理しつつ、自分が思っていることを言語化できないとなかなか突破するのは難しいと感じました。
とはいえ、面接が始まってしばらくは「面接に来るまでに今日はなに食べた?」とかこちらの緊張をほぐそうと話してくれたりもしていたので、和やかではありました。
白泉社:2次面接
部長クラス3人による個人面接が行われ、2次面接では2回面接を受けることになります。
質問内容は志望動機や自己PRなどの基本的なことから再度あなたのことを深堀されます。
具体的には下記の通り。
- 志望動機
- 出版社の中でもなぜ当社なのか
- 漫画雑誌を買う人を増やすにはどうしたらいいか
1次面接よりも緊張度が増しますが、面接で聞かれることはそこまで変わりません。
漫画や作家、雑誌などについて読者視点よりも深く考えているかどうかを見られているのは1次面接から共通していた気がします。
2次面接では、どうしたら会社に利益をもたらすことができるかといったように、マネタイズの部分に関しても聞かれたりします。
なので、企画を話すにしてもどうマネタイズまで落とし込むかを考える必要があると感じました。
白泉社:最終面接
役員4人による個人面接が2回行われます。
最終面接まで残る人は評価されて最終面接まで呼ばれているので、自信をもちましょう。
最後は縁と運くらいになってくるので、もう一度自分の自己分析を整理しておくくらいしかできることはありません。
なので、焦らず場の雰囲気に飲まれないようにメンタルを鍛えましょうとしかいえません笑
とはいえ、何かしらやっておくことはあるはずで、それは今までの選考の整合性を保つために頭の中で整理をし直すということです。
白泉社は最終面接は意思確認の選考ではないので、もう1度初心に帰って志望動機、自己PRのブラッシュアップをしましょう。
具体的には選考を受けている中で思ったことをより志望度の高さに繋げられたりしないだろうかと考えてみてもいいかもしれません。
出版社就職の第一歩
最後になりますが、出版社に就職する際の第一歩はエントリーシートの攻略からです。
出版社のエントリーシートは癖があるものが多いので、特別な経験をしている人しか書けないと考えるのは間違いです。
落ちないエントリーシートは誰にでも書くことができます。
就活は情報戦なのでもっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
白泉社はたまに中途採用も行っているので、出版社に就職を考えている人はこちらをどうぞ。
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