- 集英社の推定年収
本記事は上記について解説していきたいと思います。
今回は集英社の年収について少しお話ししたいなと思います。
あくまでも独自の想定年収ですが、僕は出版社で働いているので業界的に横の繋がりもあるので年収の上がり方などの温度感は近いはずなので少しばかり参考になれば幸いです。
集英社の想定年収
※初任給と日本企業の昇給率(1.5%)を基準に試算。
※賞与(ボーナス)は年2回の基本給×4か月分で試算。
※月給制のため年収予想は基本給×12か月で試算。
集英社の年収は上記の通り。
あくまでも予想年収になりますが、出版社は歴史が古い会社が多いこともあり年功序列の傾向が強い会社が多いので、年次が上がるにつれて年収が高くなります。
実際の社員の口コミ
実際の社員の年収口コミは下記の通り。参考としてVORKERSの口コミを見てみましょう。
- 新卒社員1年目:23歳(編集職)
年収550万 - 新卒社員2年目:24歳(編集職)
年収500万 - 入社10年目:33歳(編集職)
年収800~1200万
独自に算出した年収モデルと新卒社員の口コミでの年収と照らし合わせてみるとほぼ同じくらいの年収をもらっているようです。
そして、年次が上がった人だと800~1200万も年収があるようです。
しかし400万も振れ幅があるので、残業代で年収が上がっているようですね。出版社の年収が高い理由としては残業手当として付くからという特徴があります。
特に編集職は残業が発生しがちでして、例えばコミック誌の担当の場合は作家さんに合わせて働くことになりますし、週刊誌編集だと毎週校了日があるので残業が必然的に発生する環境です。
なので、配属先によっては残業代で20代のうちに年収が1,000万を超えることもあり得ます。
自分の適正な年収が知りたいと思った人はMIIDASで適正な年収を知ってみるといいですよ。
MIIDASだと無料で自分の市場価値がわかりますので、気になる人はチェックしましょう。
集英社の新卒の年収
※残業手当は一律15万で試算しています。
集英社の大卒初任給は262,300円でして手当も住宅手当はもちろん、福利厚生がかなり手厚いのが特徴です。
もし大卒で集英社に入社することができたらいわゆる勝ち組クラスの人生を歩めますね。
独自に試算した22~40歳までの年収ですが、基本的には同年代と比べて高給取りであることは間違いないです。
年代別の平均年収は20代が346万円、30代が452万円、40代が528万円、50代以上が645万円という結果でした。昨年と比較すると20代以外はダウンとなり、30代で3万円、40代で13万円、50代以上では16万円のダウンとなりました。年収分布を見てみると、20代と30代は300万円~400万円未満、40代は400万円~500万円未満、50代以上は1,000万円以上の層の割合が最も高くなりました。
引用:doda
一旦、ここまでの年収についてまとめますね。
- 20代の平均年収(手当除く)は¥4,977,928
- 30代の平均年収(手当除く)は¥5,643,256
ちなみに出版社は取材費など経費を使うことができまして僕の場合は会食などに使うことが多いのですが、ぶっちゃけ食費がかからないので給料の手取りよりも多く貰えている感覚なんですよね。
あまり口を大きくして皆さん言わないんですが、会社のお金で食費代わりにしている人もいるようですね。
とはいえ、部署によっては経費として落としにくい部署もありまして、赤字の部署とかは昔と比べても厳しくなっていると聞きます。
例えば、出版社の赤字部門は雑誌が往々にして多いので、雑誌編集だとあまり予算がないので経費として使うのは今後厳しくなりそうですね。。。
一方で、コミック誌の編集者はまだ黒字を出している部署なので経費が潤沢ですね。
とはいえ、そもそも作家さんとの打ち合わせだったりで必要経費がある程度かかってきちゃうので、予算は大目に設けられているのかもしれないですね。
年収以外からみる集英社
集英社といえば『週刊少年ジャンプ』が有名で子供のころに誰もが読んできた漫画雑誌のはずですが、実際に集英社の年収以外の側面からみていきましょう。
事業内容
「週刊少年ジャンプ」「ヤングジャンプ」「りぼん」など集英社の漫画雑誌は常に読者からの圧倒的な支持を集めているのはすごいですね。
そして、連載20周年を迎え、いまや漫画界のビッグタイトル『ONE PIECE』を筆頭に『NARUTO』『BLEACH』などの数々の名作を生み出していますね。
あとは『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化が行われたり、少年ジャンプ+などの漫画配信アプリの躍進と様々なチャネルを利用してメディアミックスを行っていることも特徴かなと。
『non・no』『SPUR』『週刊プレイボーイ』などの女性誌・男性誌ですが、時代の変化に合わせて常に読者のニーズを読み取ってトレンドを作り出す感性は他の出版社にはない唯一のモノを感じます。
同業としては羨ましい限りです。
できることなら集英社に入りたかった~というのが本音です笑
集英社のECサイト『FLAG SHOP』の実店舗を新宿ルミネで半年間限定でオープンしたりとブランド力を使った事業展開にも本腰をいれているようで、2018年に週刊少年ジャンプが創刊50周年を迎えたので六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにてジャンプ展が開催されていましたね。
50年間を3期に分けて、「1980年代の作品を扱ったVOL.1」、「90年代を扱ったVOL.2」、VOL.3が『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 −2000年代〜、進化する最強雑誌の現在(いま)−』が開かれていました。
ちなみに僕はその時にスラムダンクのジグソーパズルを買いました笑
上記のように集英社は紙のコンテンツに留まらず、デジタルやイベントと掛け合わせた事業を積極的に行っていますね。
本当にコンテンツマーケティングが上手いとしか言いようがないですね。
出版不況とはいえ、集英社のような大手は残り続けるでしょうし、なにより自社のコンテンツと読者や新規ユーザーとの接点を形に拘らず展開していく姿勢が出版社の今後の在り方としては大切になってくることは大手の姿勢からも明らかですね。
主な刊行物
漫画誌 | 週刊少年ジャンプ(1968年7月創刊) 最強ジャンプ(2011年12月創刊) Vジャンプ(1993年5月創刊) ジャンプスクエア(2007年11月創刊) 青年向けコミック誌 週刊ヤングジャンプ(1979年5月創刊) ウルトラジャンプ(1999年10月創刊) グランドジャンプ(2011年11月創刊) りぼん(1955年8月創刊) マーガレット(1963年5月創刊) 別冊マーガレット(1965年9月創刊) |
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男性誌・芸能誌 | 週刊プレイボーイ(1966年10月創刊、毎週月曜日発売) MEN’S NON-NO(1986年5月創刊、毎月10日発売) UOMO(2005年2月創刊、毎月24日発売) |
女性誌 | Seventeen(1968年5月創刊、毎月1日発売) non-no(1971年5月創刊、毎月20日発売) SPUR(1989年9月創刊、毎月23日発売) MAQUIA(2004年9月創刊、毎月23日発売) MORE(1977年5月創刊、毎月28日発売) BAILA(2001年5月創刊、毎月12日発売) marisol(2007年3月創刊、毎月7日発売) LEE(1983年5月創刊、毎月7日発売) |
文芸誌 | 青春と読書(1966年9月創刊、毎月20日発売) すばる(1970年6月創刊、毎月6日発売) 小説すばる(1987年11月創刊、毎月17日発売) |
上記が主に集英社が刊行している出版物になります。
個人的に集英社では週刊プレイボーイのグラビアが大好きでして、実は週刊プレイボーイも創刊50周年を迎えていて新宿・歌舞伎町に『週プレ酒場』を開店していて実際にグラビアアイドルの交流を楽しめたりもします。
どの雑誌もブランドがあってそれぞれの媒体が上手くマネタイズをしていく体制が整っていることも集英社の年収を担保していることは間違いないですね。
これまで集英社の年収について深掘りしてきましたが、年収が羨ましいのももちろんですが、事業内容がどれも面白いというのが特徴ですね。
華やかな仕事と高給取りなので、少し興味が出てきた人もいるのではないでしょうか。
もし出版社で働きたいなと思った人に出版社で働いている僕が就職の仕方について解説していきますね。
とはいえ、そう簡単に就職できる業界でもありません。。。
というのも出版業界は採用方法がとても独特でしてそれに合わせた対策が必要になります。
しかし、行動しなければチャンスさえ巡ってきませんのでもし出版社に興味が出た人はぜひトライしてみませんか?
具体的には次から解説していきますね。
出版社就職の第一歩
もしも出版社に興味が出た方にアドバイスをすると就職するための第一歩はエントリーシートの攻略からです。
出版社のエントリーシートは癖があるものが多いので、特別な経験をしている人しか書けないと考えるのは間違いです。
落ちないエントリーシートは誰にでも書くことができます。
【出版社ES】落ちないエントリーシートの書き方とは?参考例から基本的な書き方を総まとめ!出版社は中途採用もたまに行っているので、就職をしてみたいなと思った方はこちらをどうぞ。
出版社に転職成功した時の志望動機・自己PRをテンプレ化しました【出版社転職ガイド】集英社の年収記事のまとめ
- 集英社の年収は新卒で年収480万以上
- 配属される部署によっては20代で年収1,000万も可能
- コンテンツを使ってのマネタイズを見る限り納得の年収
- 出版社に就職するには出版社ならではの採用試験対策が必須
それでは集英社の年収について解説しましたが、参考になりましたら幸いです。
また、出版社に興味が出た人はぜひ出版業界でお待ちしております。
それでは、今回は以上です。
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