- 出版社の筆記試験対策
- 出版社の筆記試験は解けるところは落としちゃダメ
- 筆記試験ではクリエイティブ問題が配点が高い
本記事ではこの2点について解説していきたいと思います。
本記事を書いている僕は都内の出版社で働いています。
出版業界の採用活動を行っていた経験と業界人ということもあるので参考になるかと思うので、興味のある方はぜひご覧ください。
本記事は出版社の僕が就活した経験を元に書いていますが、もっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
就活ノートには先輩のリアルな就活エピソード系コラムがあって、特に『コネ0の僕がテレビ局の内定を貰うまで』が面白いです。
同じマスコミ系の就活コラムということもあり選考の雰囲気も似ているので、出版社志望の就活生にはぜひ読んでほしいコラムです。
長くなりましたが、就活は情報戦でもあるので、業界人目線から話す僕の記事と就活ノートを有効に使ってもらうことをおすすめします。
もくじ
出版社の筆記試験はSPIの対策が必要
出版社含めてマスコミの筆記試験って独特なんですよね。
といっても、僕はマスコミ以外の業界受けたことがないので、他業界の筆記試験の内容がわからないです笑
それでは順番に解説していきますね。
出版社のSPIは最低6割取ろう
筆記試験のSPIですが、結論としては6割を取れればOKです。
しかし、出版社に限らずマスコミ志望の就活生はSPIの勉強を疎かにしがちなので、きっちりと勉強をしましょう。
SPIは基本的に時間をかけて勉強をやればやるほど得点をとりやすいです。
そして、ちゃんとSPI対策をして点数を取ってきた就活生と差が付きやすく、クリエイティブ問題で巻き返そうとしてもなかなか厳しいので注意が必要です。
大手の出版社は必ずSPIが一般常識問題・クリエイティブ問題とセットで出題されます。
特にどの参考書でも内容に差はないので、適当に自分が気に入った参考書を1冊終わらせればOKです。
回答時間の制限が厳しいのと、SPIの出題パターンって基本的に解き方の思考手順は同じなんですよね。
なので、参考書は解くことを目的にするのではなく解法を覚えること意識することをおすすめします。
出版社志望の人で出版社大手三社を受けない人はあまりいないと思うのと、1番需要があると思うので大手三社に絞ってお話をします。
僕が受験した記憶の中でSPIの問題の難易度は下記の通り。
難:小学館
とにかく問題量が多い。時間内に終わるわけありませんのでわからない問題は飛ばしましょう。
「言語問題→非言語問題→英語」といった順番で解答しなければいけなかった記憶があるので、文系で非言語の数学が苦手な人は素早く解かないとキツイと思います。
特に非言語の部分で点数差がつくと思うので、とにかく非言語問題を対策しましょう。
三大出版社(小学館、集英社、講談社)の中で、SPIの難易度は1番高いです。
普:講談社
こちらもSPIの問題量は多め。
しかし、小学館と比べて難易度は優しめなので、簡単な問題の取りこぼしは避けるべき。
非言語問題は後回しにすることをおすすめします。
易:集英社
大手出版三社の中では一番簡単です。
THE簡単of簡単。
SPIが解けないと差が付きます。
逆に高得点も狙えるので、セットで実施されるクリエイティブ問題(三題噺)に自信がない人はここで稼ぐのもアリ。
具体的にどの参考書とかで勉強していたかは後で紹介しますね。
出版社の筆記試験は大体5~6割が目安
SPI以外に出題される問題は下記の通りです。
- 一般常識(時事)問題
- 非常識問題
- 漢字の書き取り
- クリエイティブ問題(作文・俳句など)
結論を先に言うと、雑学非常識問題で高得点を取るのは本当に難しいので3割くらい取れたら十分合格点です。
まぁ非常識問題なんでそりゃ高得点取れません。
実際に受験するとわかりますが、非常識問題過ぎるやろ、、、って試験中に思うこと間違いなしです。
対策のしようもないので適当にマークとかしちゃって最悪捨ててもOKです。
ここに時間を取られるのはあまりおすすめしないのですが、どうしても対策しないと不安だって人は、東大王に出演されている伊沢拓司さんの運営しているQuizKnockというクイズメディアで楽しみつつ知識をインプットするといいんじゃないでしょうか。
QuizKnock(クイズノック)は、「身の回りのモノ・コトをクイズで理解する」をコンセプトとした東京大学発の知的メディアです。
話題のニュースやお役立ち情報、マニアックなテーマまで、幅広い情報をクイズ形式にてお届けします。
引用:右脳も左脳もヨロコブ QuizKnock
実際に出題された問題
非常識問題に関して、筆記試験の最中に「問題文、全っ然関係ねー!」と叫びたくなります。
今でも記憶にある問題は下記の通り。
【問】
漫画「進〇の巨人」では人類が「壁」の中で~…だが、さて「壁」に関する記述として選択肢6つのうち間違っているものを下記から1つ選べ。
【選択肢】
- ベルリンの壁が崩壊したのは1991年だが~
- 壁といえば~
- …………
- ………
- ……
- …
こういう「ファーwww」って思うような問題が出てくるので対策しても無駄です。
ちなみに6択で消去法も効かないので、ここで点数を狙おうとすると爆発するので気を付けてください。
逆にいうと試験会場にいる誰も解けないので差がつきません。
なので、3割よくて4割取れれば御の字ですので、後はSPIと作文に命を懸けましょう。
逆に何問か答えられる問題が必ずあるのでこれを確実に落とさないことが重要です。
そして、一般常識(時事)問題では、政治・経済・スポーツ・エンタメ・文学・出版社の出版物についてなど、とにかく幅広く出題されますので筆記試験を受験する前にそれぞれの出版社の刊行物を読んでおくべきです。
漢字の書き取りとかに関しては、講談社の採用HPには過去問がありますので、ここに出題されている問題であれば9割は得点したいところです。
もしも不安があるようであれば勉強しましょう。みんな解ける問題なので差がつくところです。
出版社の筆記試験で一番の難関の作文問題
最後の出版社の筆記試験最大の鬼門のクリエイティブ作文です。
筆記試験では予定稿を準備しないときついです。。
作文の書き方や通る作文については下記で解説しています。
出版社の筆記試験対策:まとめ
- SPIは6割程度を目指そう
- 一般常識(時事)問題・エンタメ問題などは5~6割取ればOK
- 非常識問題は3割取れればOK。
- 答えられるところは落とさないようにすること
- 作文は予定稿必須
かつて僕も出版社志望の学生の1人だったのでわかるんですが、周りにマスコミ業界志望、さらにその中でも出版社志望の就活生ってほんとうにいませんよね、、、なので、就活は1人での孤独な戦いだったのを思い出します。
出版社の採用選考の情報を探すのも一苦労なので、毎日気が張り詰めていて嫌になったこともありました。
そんな過去を経験しているからこそ、いま出版社を目指している人に一度リラックスしようぜ、ということでおすすめの作品をまとめました。
興味のある方はぜひご覧ください。
最後に実際に僕が出版社の筆記試験対策に使っていたおすすめの参考書を紹介して終わりますね。
頻出する出題パターンごとに分かれているので、苦手な出題形式だけを集中的に勉強できます。
僕は非言語の「集合」と「推論」が苦手だったので徹底的に勉強した記憶があります。どちらも図を書かないと解きにくい問題です。
年末に出るヒット番付の特集号がおすすめです。1年間のエンタメのことを網羅することができます。
エンタメ関連はこれ1冊を読んでおけば問題ありません。
これもマスコミ就職志望の就活生の鉄板。
時事ネタに関してはこの問題集で勉強すればOKです。
いくつか参考書を紹介しましたが、正直、日頃からニュースや新聞を読んでアンテナ感度が高い人であれば対策をしなくても問題はないかなと思います。
しかし、例えばエンタメ一辺倒の偏った知識とかだと出版社の筆記試験は突破できません。
少しでも筆記試験を通過する確率を上げると考えるのであれば投資しましょう。
周りのライバルは行動していますよ。
もっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
それでは今回は以上です。
コメントを残す