- 日経BP社の事業内容について
- 日経BP社の採用選考について
今回はこの2点について解説していきたいと思います。
出版業界の採用活動を行っていた経験をありのままに記事にしているので、興味のある方はぜひご覧ください。
本記事は出版社の僕が就活した経験を元に書いていますが、もっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
就活ノートには先輩のリアルな就活エピソード系コラムがあって、特に『コネ0の僕がテレビ局の内定を貰うまで』が面白いです。
同じマスコミ系の就活コラムということもあり選考の雰囲気も似ているので、出版社志望の就活生にはぜひ読んでほしいコラムです。
長くなりましたが、就活は情報戦でもあるので、業界人目線から話す僕の記事と就活ノートを有効に使ってもらうことをおすすめします。
それでは、今回は日経BP社の事業内容や採用情報について解説していきたいと思います。
本記事では、下記の内容を解説します。
もくじ
日経BP社社の事業内容・特徴
主に雑誌の発行と、書籍の出版を行っていて、ビジネス誌『日経ビジネス』をはじめ、ビジネス、IT、電子、機械、サービスなどの分野をカバーしていてビジネスパーソン向けに付加価値の高い情報を発信しています。
独自にライター制度などを採用していて、編集記者が企画立案から取材、編集まで一気通貫で担当していることも特徴かなと思います。
基本的には、あらゆる出版物を出版取次や書店を介さないダイレクトマーケティングを取り入れて読者を絞った紙面作りをしています。
一応、『日経エンタテインメント!』など書店販売の雑誌も発行していたりもしていますね。
ちなみに日経エンタテインメントは出版社の筆記試験のエンタメ対策に最適なので、大手を受ける人は対策用に読むことをおすすめします。
そして、読むべき号は年末に発売される「ヒット番付」でして、理由は1年間のエンタテインメント業界の動向を網羅できるからです。
日経BP社の刊行物
次に日経BP社の刊行物についてみていきましょう。
ダイレクトマーケティングを行っている直販物と普通に書店で買える市販誌に大別してました。
繰り返しになりますが、出版社志望であれば『日経エンタテインメント!』は読んでおくのがおすすめ。
直販誌 | 日経ビジネス 日経トップリーダー 日経情報ストラテジー 日経レストラン 日経エコロジー 日経デザイン 日経コンピュータ 日経SYSTEMS 日経コミュニケーション 日経NETWORK 日経ソリューションビジネス 日経パソコン 日経エレクトロニクス 日経ものづくり 日経マイクロデバイス 日経Automotive Technology 日経メディカル 日経ヘルスケア 日経ドラッグインフォメーション 日経アーキテクチュア(建築) 日経コンストラクション(土木) 日経ネットマーケティング |
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市販誌 (店頭での販売) |
REAL SIMPLE JAPAN(リアルシンプルジャパン) ナショナルジオグラフィック日本版 日経PC21 日経エンタテインメント! 日経トレンディ 日経マネー 日経WOMAN |
日経BP社の採用情報
日経BP社の採用試験について解説していこうかなと思います。
それでは順番に解説していきますね。
日経BP社:書類選考
エントリーシートの内容は下記の通り。
- 志望動機
- 「日経BP社に入社したらやりたいこと」をお書きください。(250~400字)
- 自己PR
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
- 「学業・ゼミ・研究室などで取り組んだ内容」を400~600字で詳しく教えてください。段落の区切りは/(スラッシュ)で表記してください。
- ご質問や事前に伝えておきたいことがあればご自由にお書きください。
これは日経BP社に限らずどの出版社のエントリーシートでも言えることですが、もしも「自由にお書きください」といったような質問があった場合は、積極的に自分のウリをアピールしていくべきだと個人的には考えています。
なぜなら、出版社のエントリーシートは量が多いとはいえ、どうしても内容が陳腐になりがちかなと。
なので、少しでもエントリーシートで自分をいかにイメージしてもらう要素を入れていくかが大切だと思います。
日経BP社:集団討論
集団討論の内容は受験者6~9人くらいのグループによる集団討論が行われます。
周りでは2~3人の人事が見守っていますので、見られていることを意識して振る舞いましょう。
実際の試験で出題されるお題はビジネス系の出版社ということもあるので、近年の経済問題など誰もが知っているようなテーマが課されると予想できます。
とはいえ、実際に出題されるテーマをいくつも予想して対策するのは少し効率的ではないので、日頃からニュースなどを見つつ自分が感じたことをメモしておくくらいの対策で十分かなと。
専門的な知識が必要なお題が出ちゃうと討論として成り立たないので、大衆に関係するようなテーマが出されるのかなと思います。
集団討論だとざっくりとグループリーダー(司会)、書記、タイムキーパーなどの役割があると思いますが、ぶっちゃけどれを担当するかはどうでもよくて自分がやれそうだなと思うポジションにつけばいいかと。
なぜなら、例えばアピールしようと無理に不慣れなリーダー的ポジションをやっちゃうとどうしてもボロが出てしまうかなと。。。
次に面接についてお話ししたいと思います。
日経BP社:1次面接・筆記試験
部長、編集長クラス4人の面接官との個人面接が行われます。
また筆記試験も行われ、テーマを選んで作文を書く場合やテーマを与えられて小論文を書くパターンで作文試験が課されます。
実際の面接内容と過去に与えられたお題は下記の通り。
面接内容 | 志望動機 なぜこの会社を選んだのか 会社に入ったらやりたい事 大学時代取り組んでいたこと、頑張ったこと 人間関係について 周りからあなたはどんな存在か 失敗体験 |
---|---|
作文テーマ (800字、30分) |
「デジタル技術はメディアをどう変えるか」 |
ここで例年だと人数は10~20人くらいに絞られるようです。
日経BP社:2次面接
局長クラス3~4人による個人面接が行われます。
質問内容は下記の通り。
- 志望動機
- 当社の出している雑誌の批評感想
- 研究内容について
- 自分の希望する雑誌以外でも書けるか?
- どんな仕事を与えられても働けるか?
- 語学力について
- 海外に転勤になっても働けるか?
- 記者職の仕事内容のイメージ
- 他社の選考状況
気づいている方もいるかもしれませんが、面接で聞かれることって選考が進んでもそんなに変わるものでもないです。
なので、できることは志望動機、自己PRなどの基本的なところをきちんと整理しておくことでして、ぶっちゃけ想定質問は意味がないとまでは言いませんが心の気休め程度かなと。
日経BP社:最終面接
役員5~7人による個人面接が行われます。
最終面接まで残る人は評価されて最終面接まで呼ばれているので、自信をもちましょう。
ここで極論のようなことを言ってしまえば、どれほど良い学歴を持った学生だろうと内定が取れるとは限りませんし、学歴云々を考えるのは時間の無駄です。
僕も経験したのでわかることですが、出版社とかのマスコミ系って東大生・慶応大生がウヨウヨいるんですよ。。。
それで、「勝てる気がしない。。。」と心の中で半ば諦めてたりしていたんです。
でも、実際に選考が進む内に「相性が合わなければどんなに素晴らしい経験があっても採用されない」ということが実感できると思います。
それもそうでして、会社側の求める人材と会社が学生に求めている「回答」を自分の中で理解して面接に望まないといけないからですね。
どんなに感動的で完璧な回答をしたところで会社側からしたら求めていない回答にしかならないことも往々にしてあります。
なので、仕事内容をよく把握して
- 自らの能力をどのように活かすか?
- どんな可能性を拓けるか?
- どう会社に貢献するか?
- 社会に対してどんな影響を与えられるか?
上記のような基本的な回答を説得力を持って説明出来るようしないといけないんですよね。
つまり、面接官を説得して自分を売り込む姿勢が大事かなと。
面接では良くも悪くも人間性が出してのガチンコ勝負なので「こいつと一緒に仕事したい」と思ってもらえるように自分を見せる努力をするべきかなと。
出版社就職の第一歩
最後になりますが、出版社に就職する際の第一歩はエントリーシートの攻略からです。
出版社のエントリーシートは癖があるものが多いので、特別な経験をしている人しか書けないと考えるのは間違いです。
落ちないエントリーシートは誰にでも書くことができます。
就活は情報戦なのでもっと情報が欲しい方は無料で利用できる就活ノートがおすすめです。
- 通過した過去のESが見れます
- 選考情報や試験問題が見れます
以上、今回は日経BP社について、僕のエントリーシートなど体験談をベースとした採用情報と事業内容についてサクッと解説しました。
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